MFP、ネットワークプリンタ等オフィス機器専門の米調査会社、SAIのBob Sostilio氏から、HP Edgelineの市場動向に関する情報が送られて来たのでシリーズで掲載する。今回はその第2回。
<質問:オフィス環境のデパートメンタルセグメントユーザーが必要とする標準的機能で、Edgelineになかった機能とは何か。また、HPの価格設定・ディーラー戦略はどのようなものだったか。>
オフセットスタッキング、インラインのパンチ、3種の用紙サイズに対応すること等だが、他にも11x17インチの用紙を使うと出力スピードが落ちる、ファーストページの出力がスタンバイ状態からだと35秒、レディ状態からでも12秒かかるといった弱点もあった。また、サプライカートリッジの位置が不便ということも指摘されている。
HPの料金設定は月の使用レベルに応じたパーコピーチャージである。同社は、エンドユーザー需要喚起のため通常のカラー出力に5セント、アクセントカラーに1セントという価格設定をしたが、HPが販売を委託しようとした独立系の販売会社にはかえって歓迎されなかった。ハードウェアのMSRP(メーカー推奨小売価格)が低く、ランニングコストも低くという設定では、ディーラーマージンが取れないためである。結果として、本来ターゲットとしていた120社には大きく及ばず、40ディーラーのみがEdgelineを扱うにとどまった。
IkonやGlobal Imagingとも交渉したが、Ikonとは合意に至らず、Global ImagingではXeroxに寄り切られた。やむを得ずDankaを主要な販売チャネルとしたが、同社は販売促進用の予算もなく、市場でのシェアも徐々に失いつつあるため、業界アナリストには理解しがたいものだった。要するに、HPの独立系ディーラーによる販売戦略は最初から頓挫してしまったのである。これまでの販売実績についてHPは発表していないが、おそらく過去2年間で600台以下であろうと言われている。
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